【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は8日、北朝鮮に高句麗古墳群一帯の松林に対する病虫害防除のための南北実務協議を提案したと明らかにした。
 統一部は7日、板門店赤十字チャンネルを通じ、北朝鮮の国土環境保護省に今月下旬ごろまでの実務協議開催を提案した。これに対し、北朝鮮側は「平壌からの返事がまだ来ていない」とだけ返答してきたという。韓国は病虫害防除を通じ、南北間実務協議の定着を図りたいもようだ。
 北朝鮮の高句麗古墳群は、東明王陵など平壌市や南浦市にある高句麗後期の古墳群で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されている。
 北朝鮮は昨年、民族和解協力汎国民協議会など韓国の市民団体に、松林の病虫害防除についての支援を要請している。
 韓国政府は防除装備の支援や、北朝鮮に出向いて防除作業を行う案を検討している。

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