【ソウル聯合ニュース】55年ぶりに韓国を襲った寒波の影響で、果物や野菜など農産物の価格が一斉に跳ね上がった。
 韓国農水産食品流通公社が8日に公表した資料によると、青陽トウガラシ10キログラムの卸価格は7日現在、12万600ウォン(約8200円)で1週前と比べ51.5%上昇した。前月比では81.8%の値上がり。
 赤トウガラシは前月比38.9%、キャベツは同15.6%、長ネギ同34.7%、ホウレンソウ同28.9%の上昇を記録。そのほか、ミカンや甘柿、ミニトマト、ジャガイモなど、果物や野菜の価格が軒並みに値上がりした。
 果物や野菜の価格が急騰したのは厳しい寒波の影響で出荷量が減った上、暖房費や人件費など栽培費用が増えたため。また、卸価格の上昇は消費者価格を押し上げている。
 農産物の価格が上昇した上、ガソリンの店頭価格もこの1か月間で1リットル当たり45ウォン程度値上がりしており、消費者物価の上昇が懸念される。

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