韓国で人気が高まっているBMW(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国で人気が高まっているBMW(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国輸入車市場で、ドイツの定番・高級車で知られるBMWとメルセデス・ベンツの明暗が分かれている。
 業界が7日に公表した資料によると、BMWコリアは昨年2万3293台を売り上げ、単一ブランドでは年間最大の販売記録を打ち立てた。
 今年1月も前年同月比54.7%増の2347台を販売。市場シェア24.8%を記録した。輸入車4台のうち1台はBMWだったことになる。
 これに対し、ベンツの人気は低迷気味だ。ベンツ輸入法人のメルセデス・ベンツコリアは昨年の販売目標を2万台超に設定したが、1万9534台にとどまった。BMWとの差は3759台で、2010年の754台より差が広がった。
 今年1月の販売台数も前年同期比24.0%減の1330台にとどまった。かつては不動のトップを誇ってきたが、現在はアウディ(1148台)、フォルクスワーゲン(1119台)の追い上げを食らっている。
 低迷の背景にはメルセデス・ベンツコリアの複雑な支配構図と内部対立があるとされる。これに対し、BMWは韓国の市場状況を考慮して適期に新車を発表したほか、価格面でも優位に立ち、高い競争力を備えていると、専門家らは分析する。

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