携帯電話を利用する北朝鮮住民(資料写真)=(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)
携帯電話を利用する北朝鮮住民(資料写真)=(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮で携帯電話事業を手掛けるエジプトの通信大手「オラスコム・テレコム」は2日(現地時間)、北朝鮮の携帯電話利用者が100万人を超えたと発表した。米ブルームバーグが伝えた。
 携帯電話加入者数は昨年6月末時点で66万人、9月末に80万9000人と増加していた。

 オラスコム・テレコムは2008年12月、北朝鮮逓信省との合弁で移動通信会社の高麗リンクを設立した。同社の出資比率は75%。高麗リンクは25年間の独占的な事業運営権を持つ。昨年7~9月期の業績報告書によると、453か所の基地局を通じ、平壌と主要14都市、86の小都市などで携帯電話を使用できる。
 一方、オラスコム・テレコムの元会長、ナギブ・サウィリス氏は現在訪朝中で、2日には平壌で北朝鮮の序列ナンバー2、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長と会談した。同社が投資する携帯電話事業と平壌で建設中の柳京ホテルなどについて意見を交わしたとされる。

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