【ソウル聯合ニュース】韓国の全国経済人連合会はソウルで2日、韓中自由貿易協定(FTA)の推進をテーマにグローバル経営協議会を開催した。
 外交通商部自由貿易協定政策局の金榮武(キム・ヨンム)審議官は、「韓中FTAの経済的利益は韓日中FTA、韓国・東南アジア諸国連合(ASEAN)間のFTAより大きい」と述べた上で、慎重なアプローチが必要なため中国とのFTA締結は急がないと強調した。
 出席した各企業の海外戦略担当者らは、中国市場の成長潜在力を考えFTA締結による輸出増加や市場の先取りを期待する一方、相対的に価格競争力が低い国内産業分野への被害に懸念を示した。
 また、中国の安価な製品や中国政府の自国企業に対する支援が韓国企業に深刻な影響を及ぼす場合、該当分野での関税撤廃を最大限延長するよう政府に要請した。 
 会議にはサムスン電子、現代・起亜自動車グループ、現代グループなどから20人が出席した。

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