【ソウル聯合ニュース】韓国の知識経済部が1日に発表した輸出入動向によると、1月の貿易収支は19億5700万ドル(約1491億円)の赤字だった。24か月ぶりに赤字に転落した。年末の輸出集中や旧正月連休による操業短縮、原油高などが響いた。
 輸出は415億3700万ドルと、前年同月比で6.6%減少した。輸出が減ったのは27か月ぶり。輸入は同3.6%増の434億9400万ドルだった。
 政府当局者は、1月は時期的に貿易赤字が出やすいと説明し、「憂慮することではない」と述べた。1月の貿易収支は2008年が40億ドルの赤字、2009年が38億ドルの赤字、2010年が8億ドルの赤字を記録している。昨年は船舶受注などにより25億ドルの黒字となった。
 1月の輸出を分野別にみると、石油製品(39.5%増)、一般機械(6.7%増)、自動車(4.1%増)などが好調だった。船舶は41.5%減、無線通信機器は39.7%減、液晶デバイスは14.6%減、半導体は8.5%減、石油化学は3.0%減、自動車部品は0.8%減だった。
 輸出先別では財政危機が続く欧州連合(EU)への輸出が44.8%落ちた。対日本輸出は60.9%増、米国は23.3%増、東南アジア諸国連合(ASEAN)は22.3%増、中国は7.3%増となった。
 輸入は価格上昇の影響で原材料が12.9%増加した。資本財は半導体製造装備の輸入増加で15.9%増となった。消費財は0.4%減少した。

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