韓国の対北朝鮮人道支援額　昨年は51．5%減

【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部は27日、2011年の北朝鮮への人道的支援額が196億ウォン（約12億円）となり、前年比で51．5%減少したと発表した。
　政府の支援額は同68．1%減の65億ウォン、民間の支援額は同34．5%減の131億ウォンだった。政府支援額は国連児童基金（ユニセフ）の北朝鮮乳幼児事業に使われた。
　人道的支援を含む南北貿易額は前年比10．4%減の17億1386万ドル（約1321億円）だった。北朝鮮から韓国への搬入（9億1366万ドル）は12．5%減、韓国から北朝鮮への搬出（8億19万ドル）は7．8%減となった。
　南北を往来した人数は11万6061人と10．9%減少した。開城工業団地など経済関連の往来が99．0%を占めた。
　韓国を訪問した北朝鮮関係者は14人だった。14人は中国と北朝鮮の国境に位置する白頭山（中国名:長白山）の火山問題を協議する南北民間専門家会議とソウルで開催された国連教育科学文化機関（ユネスコ）の会議に出席した。