【ソウル聯合ニュース】昨年は欧州財政危機が全世界に広がったにもかかわらず、韓国ウォンの対ドル相場は小幅下落し、変動幅も小さかったことが分かった。
 韓国銀行(中央銀行)が26日に発表した2011年の外国為替市場動向をみると、昨年末のウォン相場は1ドル=1151.80ウォンで、前年同期より1.5%下がった。
 世界金融市場の不安で、日本円(5.1%上昇)や中国元(4.7%上昇)を除く大半の通貨は対ドル相場で下落した。ウォンは豪ドル、英ポンド、インドネシアのルピアに次ぎ、下落幅が小さかった。
 ウォンの変動幅も大幅に改善した。前日比の変動幅は平均0.51%で主要15通貨のうち、8番目に高かった。0.60%で4番目だった前年より改善した。
 韓国銀行関係者は、「輸出好調など韓国経済のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)が安定している中、日本や中国との通貨スワップを拡大したことなどがウォン相場の安定に寄与した」と説明した。

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