【ソウル聯合ニュース】高速無線通信「LTE」をめぐり、LGエリクソンが同通信開発者のライバル社への転職を禁じるよう求めていた訴訟で、ソウル中央地裁は25日までに、原告の主張を一部認め、退社から1年は転職できないとの判決を下した。今回の判決は、IT分野の機密保護をめぐる判例になりそうだ。
 訴訟はLGグループとスウェーデンの通信機器大手の合弁、LGエリクソンが提訴した2件。昨年4月に同社を退社し、ノキアシーメンスネットワークスコリアに転職した計7人について、LGエリクソンは転職を禁じるよう求めていた。
 同地裁は、開発者が転職前の職場で10年以上勤務していたため、LTEや無線通信装備について熟知していることや中長期的な開発計画を知っている点を挙げ、「保護する価値がある利益と見なすべき」と判断。退職から1年に当たる今年4月までの転職禁止を命じた上で、「1年という期間は比較的、短い。行き過ぎではない」と述べた。

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