【ソウル聯合ニュース】韓国人の7割以上が無意味な延命治療の中断に賛成していることが分かった。
 保健福祉部は19日、昨年3~12月に1000人を対象に面接形式で行われた認識調査の結果を発表した。
 調査の結果、72.3%が「無意味な延命治療の中断に賛成」と回答した。その理由(複数回答)として▼家族の苦痛(69.4%)▼苦痛だけを与える治療(65.8%)▼経済的負担(60.2%)▼患者の要求(45.2%)などが挙がった。
 一方、延命治療中断に反対すると回答した人は「生命の尊厳のため人為的に死に至らしめることはできない」(54.5%)との理由を挙げた。
 「死に対する準備」については「あえて準備する必要はない」が36.8%で最も多く、「考えたことがない」が34.4%、「しっかり準備すべき」が24.8%だった。
 代理母については、77.3%が「倫理的に問題がある」と回答。法的に禁止すべきとの回答も68.0%に達した。
 臓器提供の意思を示した人は29.2%にすぎず、脳死状態を想定した場合でも提供意思を示したのは36.5%と低調だった。「骨髄を提供する考えがある」との回答は14.3%、献血の意思がある人の割合も40.6%にとどまった。

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