トヨタの2012年型「カムリ」　韓国発売開始

【ソウル聯合ニュース】韓国トヨタ自動車は18日、ソウル市内のホテルで2012年型「カムリ」の発表会を開いた。米ケンタッキー工場で製造した製品を投入する。
　カムリは韓国で2009年に販売を開始した。昨年の販売台数は2020台。
　新型カムリは17インチホイールを採用。従来のモデルより幅広く低めのスタンスで、後部座席のレッグスペースを15ミリ広げた。
　直列4気筒エンジンに6速自動変速機を採用したガソリンモデルの1リットル当たりの燃費は従来に比べ6．6%向上の12．8キロメートル。ハイブリッドモデルは23．6キロメートルとなっている。
　韓国発売モデルにはLG電子と共同で開発したナビゲーションを取り入れた。サムスン電子とも提携し、ドライビングソリューションを搭載したタブレット型端末「ギャラクシータブ7．0プラス」を限定提供する。
　販売価格はガソリンモデルが3390万ウォン（約227万円）で、ハイブリッドモデルは4290万ウォン。韓国と米国の自由貿易協定（FTA）による関税引き下げなどで、競争力のある価格を設定できたという。
　同社の中林尚夫社長は新型カムリの今年の販売目標を6000台とした。