【ソウル聯合ニュース】金滉植(キム・ファンシク)首相が18日、中東2カ国訪問を終え、帰国した。
 金首相は12日からオマーンとアラブ首長国連邦(UAE)を訪問し、今後、原油の需給状況が不安定になった場合に備えた積極的な支援を要請した。
 13~15日はオマーンに滞在。金首相の表敬訪問を受けたカブース国王(スルタン)は万一、韓国の原油輸入が厳しい状況に陥った場合は最大限助けると約束した。金首相はファハド副首相とも会談した。
 16日はUAEの首都アブダビで開かれた世界未来エネルギーサミットで基調講演を行い、再生可能エネルギーの世界的な普及に向け先進国と開発途上国間の財政支援や技術移転の活性化が必要だと強調した。サミット終了後は国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長と会談し、朝鮮半島情勢について協議した。
 17日にはアブダビ首長国のムハンマド皇太子と会談。ムハンマド皇太子は「必要があれば韓国に原油を優先的に供給する」と述べた。会談では共同事業や両国関係の発展についても意見交換が行われた。

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