【南極聯合ニュース】韓国政府代表団は17日、南極のテラ・ノバ・ベイで第2の南極基地「張保皐(チャン・ボゴ)基地」の建設現場で記念式を行った。
 初の南極基地「世宗基地」(1988年設置)以来の基地となる。
 世宗基地が南極の最北端に位置しているのに対し、同基地は本大陸にあり、南極進出に向けた中心的な役割を担うとみられる。
 記念式に出席した朱成晧(チュ・ソンホ)国土海洋部第2次官は「世宗基地建設で本格的な南極研究が始まったが、地理的な限界があり、研究分野と対象に制約があった」と指摘。張保皐基地の建設で海底地質や海洋生物資源など、南極海を中心に活発な研究を進めていく方針を示した。
 張保皐基地は2014年3月の完成を目指している。南極に二つ以上の常駐基地を設けるのは世界で9カ国目となる。
 政府代表団は記念式後、米国やイタリアなど、周辺の基地に協力を要請し、ネットワークの構築を働きかけた。

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