【ソウル聯合ニュース】北韓離脱住民支援財団は13日、韓国に住む北朝鮮脱出住民(脱北者)8299人(男性2258人、女性6041人)を対象に実施した生活実態調査の結果を発表した。
 脱北者の経済活動参加率は56.5%で、韓国全体の経済活動参加率61.0%より低かった。雇用率は49.7%と、国民平均(58.7%)より低く、失業率は12.1%で、韓国全体の失業率(3.7%)に比べ3倍以上高かった。
 脱北者の月平均所得は、「101万ウォン(約6万8000円)~150万ウォン」が41.3%で最も多かった。「50万~100万ウォン」は25.0%、「50万ウォン以下」は8.2%で、30%以上が100万ウォン以下と答えた。
 高い失業率と相対的な低賃金にもかかわらず、69.3%は「韓国での生活に満足している」と答えた。「満足できない」は4.8%、「普通」は25.7%だった。
 北朝鮮を脱出した動機については、50.7%が「食糧不足と経済的困難のため」と答えた。次いで「自由を求めて」(31.2%)、「北朝鮮の体制に嫌気が差して」(26.2%)が続いた。

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