サムスン電子の尹富根社長=(聯合ニュース)
サムスン電子の尹富根社長=(聯合ニュース)
【ラスベガス聯合ニュース】サムスン電子のテレビ事業部門責任者、尹富根(ユン・ブグン)社長は11日(日本時間12日)、世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」が開かれている米ラスベガスで記者懇談会を開き、今年のテレビ販売目標や戦略について語った。販売目標は前年比15%増に設定した。
 尹社長はシェア世界一を誇るテレビの販売について、ライバルメーカーとの差を一層広げる戦略の下、売上高を昨年より15%増やす目標を掲げた。サムスンは昨年、世界で4万300万台のフラットテレビを販売した。今年は5000万台近くを目標にしている。
 尹社長はテレビ販売の新戦略について、32インチ未満、32~50インチ、50インチを超えるテレビと、サイズ別に販売を強化することはもちろん、スマートテレビや3D(立体)テレビでも他社との差を広げると明言した。
 前日、LG電子の権喜遠(クォン・ヒウォン)社長が、今年、3Dテレビで世界トップになると述べたことについては、「われわれの競争相手ではない。比較にならない」と語った。
 尹社長はスマートテレビの成功を左右するコンテンツ確保と関連し、複数の企業と活発な交渉を行っているとした上で、「差別化されたコンテンツをいかに簡単に操作できるかが(成功の)鍵」だと述べた。
 米グーグルの基本ソフト(OS)を搭載した「グーグルテレビ」の販売計画については、時期に言及しなかったが、「投入する」と述べた。米アップルのネットテレビ「アップルテレビ」の販売については「今年末か来年初めになるだろう」と明かした。
 ゲームや映画をクラウドに入れて利用する新サービスについては、米NBCユニバーサルグループと協力して高レベルの3Dプログラムを用意したと明かし、4月の放送開始を予定しているとした。

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