【ソウル聯合ニュース】保守を前面に押し出してきた韓国の与党ハンナラ党」は11日、党の綱領から「保守」の文言を削除する改正草案をまとめた。改正案は党運営に当たる非常対策委員会の全体会議で採択される予定だ。
 「保守」という言葉に拒否感を持つ有権者が多く、4月の総選挙に向け、有権者に支持を訴えたい考えだ。しかし、改正案については党内で反発の声が強いため、党の基本理念をめぐる議論が本格化しそうだ。
 党関係者は「保守の表現を削除する代わり、自由主義、市場経済、安全保障などの内容を入れ、保守の価値を十分に引き出した」と述べている。
 現綱領は前文で、「(ハンナラ党は)過去60年間、韓国の発展を主導してきた発展的保守と合理的改革の歴史的正当性を継承する」としている。

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