捕手として西武の黄金時代を支え、監督としても2004年に西武を日本一に導くなど輝かし球歴を持つ。
昨年2月にLGツインズの沖縄キャンプで臨時コーチを務めたことが、韓国球界入りのきっかけになった。伊東氏は「韓国選手の資質、能力の高さに衝撃を受けた。韓国野球のレベルの高さを再確認した」と話す。昨年4月に訪韓した際、斗山の球団幹部から「手を貸してほしい」と頼まれた。その後、球団社長自らが訪日するなど、「三顧の礼」を尽くされたこともあり、韓国行きを決めた。
日本代表の総合コーチを務めた2009年のワールド・ベースボール・クラシックを除き、5年ぶりとなる現場復帰に「とてもうれしい。自分の知っている野球をすべて伝えたい」と語った。
昨年は5位に終わり、5年ぶりにポストシーズン進出を逃した斗山については、「野手はいいが、投手力に少し問題がある」と指摘した。
斗山は伊東氏とともに元西武の小牧雄一氏(44)をブルペンコーチとして招聘(しょうへい)した。
伊東氏は小牧コーチについて、「投手の日々のコンディションと能力を正確に判断する」と紹介した。また、「小牧コーチのアドバイスを聞いて、投手陣が互いに競い合ってくれればいい」と語った。
チーム再建の抱負については、「1点を大事にする野球」を掲げた。投手出身の金鎮旭(キム・ジンウク)監督とは、ち密な野球の大切さを共有しているという。「しっかりと(監督を)補佐し、いいチームをつくりたい」と語った。
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