【ソウル聯合ニュース】生活必需品価格の上昇が止まらず、市民の負担が増大している。
 韓国消費者院が10日に公表した昨年12月の生活必需品価格動向によると、全102品目のうち前月より価格が上昇した品目は全体の約68%に達した。価格が下落したのは27%、横ばいは6%だった。
 昨年初めに発生した口蹄疫(こうていえき)による供給減少を受けて急騰した豚バラ肉価格は、7月には平年水準に落ち着いたが、12月に再び前月比11.6%上昇した。
 そのほか春雨(4.6%)、かまぼこ(4.1%)、混合調味料(4.0%)、コーラ(3.8%)、タマネギ(3.5%)、発酵乳(2.7%)などが前月比で上昇した。
 一方、ハクサイとダイコンの価格は昨年9月の秋夕(仲秋節)以降、良好な気象条件と出荷拡大を受け4か月連続で大きく下落した。11月にハクサイは前月比31.1%、ダイコンは同22.6%下落し、12月にはハクサイが同16.0%、ダイコンは同8.6%下落した。全102品目のうちハクサイとダイコンの下落率が1、2位を占めた。
 そのほか歯磨き粉(3.5%減)、レトルトどんぶり(3.0%減)、ゴム手袋(2.6%減)、ソーセージ(1.2%減)などが前月比で下落した。
 企画財政部関係者は、「コメ、トウガラシなど一部の農産物と豚肉などはしばらく需給不均衡が続き、価格も上昇する」と予測した。

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