【ソウル聯合ニュース】市場調査会社のGFKによると、ロシアの昨年11月の携帯電話販売台数と売上高、スマートフォン(多機能携帯電話)の販売台数と売上高はいずれもサムスン電子が1位となった。
 サムスン電子の携帯電話とスマートフォンの販売台数は同8月から首位を守っているが、売上高を合わせた4部門でトップとなったのはロシアに進出した1999年以降初めてとなる。
 携帯電話の市場シェア(販売台数ベース)は42%で、2位のノキアを7ポイント上回った。スマートフォン市場では41%を占めた。2位のノキアは31%。
 サムスン電子はモスクワ最大の繁華街に販売店を設け、顧客が最新のスマートフォンを体験できるマーケティングを展開した。とりわけ、大型イベントが行われる「女性の日」に女性顧客をターゲットにした製品を発表するなど、現地に密着したマーケティングに力を入れた。昨年初めからスマートフォン「ギャラクシー」シリーズの販促を強化し、売り上げを大きく伸ばした。
 サムスン電子独自の基本ソフト(OS)「Bada(パダ、海の意味)」を搭載したスマートフォン「Wave(ウエーブ)」シリーズも好調を維持している。同シリーズは韓国では販売が伸び悩んでいるが、ロシア市場のシェアは米アップルの「iPhone(アイフォーン)」の約3倍に上っている。

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