世界的な指揮者、鄭明勲(チョン・ミュンフン)氏が率いるソウル・フィルハーモニー管弦楽団(ソウル市立交響楽団)が、モーツァルトの「歌劇『フィガロの結婚』序曲」から演奏をスタート。続いて、鄭明勲氏の実姉で名バイオリニストのチョン・ギョンファ氏とブルッフの「スコットランド幻想曲」を共演した。2人の共演は約10年ぶり。
チョン・ギョンファ氏は、指の負傷で2005年から約5年にわたり音楽活動を停止していた。復帰から間もない今回の公演だったが、美しい音色はブランクを感じさせず、オーケストラとの息もぴったりだった。
プログラム後半はマーラーの交響曲1番「巨人」。勝利を表現するフィナーレが終わると、観客席から歓声と大きな拍手が飛んだ。
鄭明勲氏は昨年12月1日に開局した「ニュースY」に対し、祝辞を述べるとともに、ブラームスの「ハンガリー舞曲第1番」でアンコールにも応えた。
この日の音楽会には、金滉植(キム・ファンシク)首相、外交通商部の金星煥(キム・ソンファン)長官ら主要閣僚や国会議員、著名財界人など各界の要人も出席した。
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