開城工業団地=(聯合ニュース)
開城工業団地=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の新指導者、金正恩(キム・ジョンウン)氏の誕生日にあたる8日、南北協力事業である北朝鮮・開城工業団地の労働者の一部が通常と同様の業務を行っていることが分かった。父、金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去から時間が経ってないため、今回の誕生日は大規模な祝賀イベントを開催しないようだ。
 北朝鮮は故金日成(キム・イルソン)主席の誕生日(4月15日)と金総書記の誕生日(2月16日)を民族最大の名節とし、大部分の事業所は2日間休業する。
 開城工業団地の関係者は8日、一部の北朝鮮労働者が通常の日曜業務を行っていると明らかにした上で、「特別な休日がある場合、北朝鮮は事前に知れせてくるのだが、今回は特になかった」と話す。開城工業団地内の工場は、繁忙期などに日曜勤務を実施する。
 北朝鮮が8日を休日にしなかったのは、先月17日に亡くなったとされる金総書記の追悼ムードが続く中、正恩氏の誕生日を静かに送ろうとする方針のためとされる。休日になっていないので、華やかな祝賀イベントも行われないようだ。
 ただ、開城工業団地は北朝鮮内でも特別な場所であることから、工場の日曜業務が行われたとの分析も出ている。

Copyright 2012(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0