【ソウル聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領が9日から3日間、中国を国賓訪問する。就任以降、6回目の訪中で2回目の国賓訪問となる。
 今回の訪中で最も重要な議題は金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去後に揺れ動く朝鮮半島情勢と韓中自由貿易協定(FTA)推進問題だ。
 大統領は訪中初日の9日に胡錦濤国家主席と首脳会談し、呉邦国・全国人民代表大会常務委員長(国会議長)とも会合する。翌10日には温家宝首相と会談するほか、韓中国交樹立20周年関係者との懇談会、韓中経済人イベントにも出席する。
 青瓦台(大統領府)高官は、「朝鮮半島情勢の不確実性が高いため、いつになく戦略的コミュニケーションが必要となっている。また両国の将来を考えると、FTA締結が最も重要な問題になっているのは間違いない」と話した。
 今回の首脳会談では、朝鮮半島の平和安定と北朝鮮の非核化問題、韓中FTA問題などのほか、中国漁船不法操業をめぐる問題も協議される。

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