安哲秀氏=(聯合ニュース)
安哲秀氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の次期大統領選候補として名前が取りざたされている元IT起業家の安哲秀(アン・チョルス)氏が8日から米国を訪問し、米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏と会談することが5日、分かった。
 今回の安氏の訪米は、自らが院長を務めるソウル大学融合科学技術大学院の新任教授採用が目的だが、ゲイツ氏や研究者とも会談する。ゲイツ氏とはITのトレンドや慈善事業への寄付などについて意見を交わす予定だ。

 安氏は昨年11月、自らが創業した統合セキュリティーソリューション企業のアンラボ(安哲秀研究所)の保有株式(全体の37.1%)の約半分を社会還元することを表明し、寄付財団の設立を準備している。寄付する株式の価値は約3000億ウォン(約200億円)に達する。
 ゲイツ氏は夫人とともに慈善事業を行い、世界最大となる371億ドル(約2兆8448円)規模の寄付をしている。
 安氏のゲイツ氏との会談について、韓国政界の一部からは「寄付行為をアピールできる。(12月の)大統領選出馬と関係があるのではないか」との声が出ている。

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