【ソウル聯合ニュース】ソウル中央地検公安1部は5日、スパイ活動を目的に脱北者を装って韓国に潜入した40代の男を起訴した。
 検察によると、男は昨年4月に朝鮮人民軍の保衛司令部の指令を受けて脱北。タイを経て同6月に韓国入りした。
 男は保衛司令部の工作員だったが、麻薬密売などの罪で8年3か月の刑務所入りを宣告された。保釈後、同司令部の提案で対韓国工作員になったという。ただ、具体的な任務はまだ与えられていなかったようだ。
 一方、先月13日には、京畿道にある北朝鮮脱出住民(脱北者)の調査施設で調べを受けていた30代の脱北者が、韓国内での情報収集のため脱北者を装って潜入したことが発覚し、施設内で首をつって自殺している。

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