米朝対話が1月中に開催される可能性については、「現段階では話しにくい。北朝鮮にかかっている」と語った。
韓氏は北朝鮮の対外政策を予断するのは難しいと指摘した上で、現時点で最も重要なのは南北関係のあり方や朝鮮半島、世界平和・繁栄に向けた北朝鮮の役割を明確に伝え、北朝鮮の新しい指導者層と協力することだと強調した。
米国でイラン中央銀行と取引があるが外国金融機関に制裁を科す法案が成立したことを受け、イラン原油の輸入が中断したことに対しては、「国際的にイランの核問題は北朝鮮の核問題ほど重要な問題だ。イラン制裁に向けた国際社会の努力と歩調を合わせるのは不可避」と述べた。
米国との自由貿易協定(FTA)で、最大争点となった国家訴訟制度(ISD)条項の再交渉問題については、協定の発効後、90日以内に設置される委員会で協議を進めたい考えだという。ISDは投資家が投資国の裁判所ではなく、第3の仲裁機関で紛争を解決できる制度。韓国の野党や市民団体などはISD条項の破棄を求めている。
韓大使は韓米FTAについて、世界最大市場と経済的な同盟関係を結んでいるのは国際社会で韓国の信頼度を高めることになると説明。韓国にとって経済的に大きな転換点になることを認識し、韓米FTAに対応できる制度の見直しに積極的に取り組まなければならないと話した。
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