【ソウル聯合ニュース】昨年10~12月期に韓国主要上場企業の業績が大幅に悪化した。株式投資家らは欧州財政危機と中国経済のソフトランディングの可能性に加え、企業の業績鈍化まで重なり、「四面楚歌(しめんそか)」の状況に置かれている。
 金融情報提供会社のエフエヌガイドは4日、証券会社3社以上が推定値を公表した上場企業108社の営業利益(10~12月期)を27兆467億ウォン(約1兆8400億円)と集計した。
 国際会計基準(IFRS)の連結財務諸表をベースにしたもので、前四半期より5.49%減少した。会計基準がIFRSに変わり、前年同期とは比較できないが、全般的に下落ペースが続いているのは確かだ。
 1~3月期に30兆4547億ウォン、4~6月期に29兆9950億ウォンだった営業利益は時間が経つにつれ、減少幅が拡大している。
 エフエヌガイドによると、韓国の10大グループでは韓進、SK、ロッテ、ポスコの4社が低調な業績を記録した。韓進グループの営業利益(10~12月期)見通しは前四半期比68.6%減の329億ウォンだった。SKは42.7%減の2兆9788億ウォン、ロッテは11.4%減の8165億ウォンとなった。
 一方、LGグループは前四半期比74.6%増の1兆2342億ウォンを記録し、最もよい成果を上げたという。
 サムスングループは5兆6050億ウォン、現代・起亜自動車グループは4兆8643億ウォンの営業利益を記録すると証券会社は分析した。

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