【ワシントン聯合ニュース】米国務省のヌーランド報道官は3日(日本時間4日)の定例会見で、韓国と北朝鮮の関係改善が6カ国協議の再開前に行われるべきだとの立場を示した。
 北朝鮮が韓国への非難を強めていることが、今後の米朝対話に及ぼす影響を尋ねた質問に答えたもの。6カ国協議の再開と関連して期待しているのが二つあり、一つは南北の関係改善、二つは核放棄を盛り込んだ2005年の6カ国協議共同声明を履行するとした北朝鮮の約束と意志だと説明した。
 ヌーランド報道官はこれら2つの問題は交渉テーブルに上がっており、米国の立場は変わっていないと強調。北朝鮮は韓国への批判を強めているが、交渉テーブルに米国が戻るのにプラスにならないと指摘した。
 米政府のこうした立場は南北関係が改善しない場合、米朝対話や6カ国協議再開に悪影響を与える可能性があることを警告したものとみられる。

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