ソウル市内のスーパーでは20日、キュウリがハクサイより高い値段で販売された=(聯合ニュース)
ソウル市内のスーパーでは20日、キュウリがハクサイより高い値段で販売された=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】統計庁は30日、12月の消費者物価が前年同月比4.2%、前月比0.4%、それぞれ上昇したと発表した。
 消費者物価指数は11月分の発表から物価の基準年が2005年から2010年に改定された。新基準に基づく前年同月比の上昇率は、5月が3.9%、6月が4.2%、7月が4.5%、8月が4.7%、9月が3.8%、10月が3.6%、11月が4.2%だった。
 エネルギーと食品を除いたコア物価は前年同月比3.6%、前月比0.4%、それぞれ上昇した。
 食料品など生活物価指数も前年同月比4.4%、前月比0.4%上昇した。生鮮食品指数は前年同月比3.6%下落したが、前月比では0.3%上昇した。
 部門別では、畜産物が前年同月より12.8%、水産物が同4.6%、農産物が同2.8%それぞれ上がったため、農畜水産物は同5.8%上昇した。工業製品は、ガソリンや軽油などが上がり同5.3%上昇した。サービス部門は同2.8%上昇。
 農水産物の主要品目別では、粉トウガラシ(93.8%)、キュウリ(82.8%)、豚肉(38.3%)、コメ(20.4%)などが急騰した。ハクサイ(マイナス65.2%)、ダイコン(マイナス61.3%)、トマト(マイナス26.3%)、国産牛肉(マイナス8.8%)などは下落した。
 一方、今年の年平均消費者物価は前年に比べ4.0%上昇した。上昇率が4%台を記録したのは2008年(4.75%)以来となる。企画財政部は、「気象悪化、原油や穀物など国際原材料価格の上昇、輸入物価の上昇など供給サイドの衝撃が予想より大きかったため、農畜水産物や石油製品を中心に物価が上昇した」と説明した。
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