【香港、ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男、金正男(キム・ジョンナム)氏が中国・北京に滞在していことが26日、分かった。
 正男氏の動向に詳しい消息筋は同日、数日前に正男氏が居住地のマカオを発ち、北京で中国の保護を受けていると明らかにした。同消息筋は16日にマカオに到着し、正男氏が北京に到着するまで接触を続けていたという。
 正男氏は現在、対外活動を自粛している状態。28日に平壌で行われる金総書記の葬儀に出席するかどうかに注目が集まっている。
 同消息筋は葬儀に出席するかどうかについては「分からない」と話している。ただ、27日に北京発平壌行きの定期航空便があることから北朝鮮へ向かう可能性も指摘されている。
 2009年に異母弟の正恩(ジョンウン)氏が金総書記の後継者に内定して以降、正男氏は事実上、北朝鮮への入国を禁じられた状態。金総書記の葬儀委員会名簿(232人)にも名前は入っていなかった。

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