【丹東聯合ニュース】中国在住の北朝鮮貿易商が故・金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去と関連し、中国のビジネスパートナーに金総書記の弔問を要求していることが26日にまでに分かった。
 北朝鮮と貿易している中国人ビジネスマンによると、北朝鮮は遼寧省・瀋陽の北朝鮮総領事館、中朝国境の同省・丹東と吉林省延辺の領事事務所、天津市の朝鮮レストランなど、中国内の北朝鮮住民居住地に弔問所を設置しているという。
 死去が発表された19日と翌20日は北朝鮮住民だけが弔問していたが、21日以降、追悼期間が終わる29日までは中国人の「動員」に力を入れているという。
 瀋陽や天津の中国人ビジネスマンは「弔問を要求するだけでなく献花の大きさや香典の額まで指定してくる。ビジネスパートナーのメンツをつぶせないので応じた」と話す。
 中国人が弔問にどれだけやってきたかが、忠誠を示すバロメーターになり、少なければ本国から叱責(しっせき)を受けるため必死になっているようだ。
 ある中国人ビジネスマンは「日ごろから北朝鮮住民は携帯電話や時計を無心してくる。北朝鮮が自然災害に遭った時なども見舞金を要求してくる」と説明する。

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