韓国野党5党　韓米FTA無効化闘争に総力

【ソウル聯合ニュース】韓国の野党は、韓米自由貿易協定（FTA）履行法案に署名した李明博（イ・ミョンバク）大統領を強く批判し、無効化闘争を強く展開すると明らかにした。
　最大野党の民主党など野党5党は30日午後、国会本館前で記者会見を行い、「韓米FTA批准無効化5000人宣言」を行った。民主党の孫鶴圭（ソン・ハクキュ）代表ら国会議員や市民団体関係者300人余りが参加した。

　参加者らは「1%の金持ちのための韓米FTA批准は無効。国民の意思を無視する李大統領とハンナラ党を審判しよう」と訴えた。野党側は署名に参加する5000人から1万ウォン（約700円）ずつを集め、主要日刊紙に「韓米FTA反対」広告を出す予定だ。また、ソウル広場で政党演説会を開催し、大々的な韓米FTA反対ムード醸成に乗り出す。
　一方、韓米FTA批准無効化を求める市民や労働組合による大規模集会もソウルを中心に全国各地で展開されており、政府と与党は厳しい国政運営を迫られそうだ。