援助効果向上に関するハイレベルフォーラムの開会式であいさつする李大統領=30日、釜山(聯合ニュース)
援助効果向上に関するハイレベルフォーラムの開会式であいさつする李大統領=30日、釜山(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は30日、釜山で行われた世界開発援助総会の開会式であいさつし、「開発協力のパートナーが共生・発展に向け協力し合い、共同の課題を実践していかねばならない」と述べ、開発協力での国際社会が協力することの重要性を強調した。
 また、先進国と開発途上国の開発格差が深刻化した場合、人類の共同繁栄の障害になる懸念があると指摘。開発途上国は世界経済の持続成長や発展に向け、協力すべき重要なパートナーだと主張し、政府開発援助(ODA)の従来方針を履行するよう促した。
 李大統領はODA規模を2015年までに今年の2倍に拡大する韓国政府の計画を予定通り進めていく考えを明らかにした。
 李大統領は韓国が戦後、独立国では世界で初めて援助を受ける国から供与国となったと紹介。韓国の成功と失敗の経験を開発途上国と共有し、双方とも成長するパートナーになるとの意向を示した。
 開発協力の方向性については▼協力対象国の自生力強化▼包容的な国際開発協力パートナーシップ構築――を提案した。
 李大統領は「国際社会は協力対象国が環境に合わせた開発目標と計画を立てられるようにしなければならない」と言明。開発協力活動が透明で健全に行われるよう、議会と市民社会の監視機能の強化を呼びかけた。

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