【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の核問題について、国際原子力機関(IAEA)のヘルマン・ナッケルツ事務次長は29日、IAEAの査察団を同国に復帰させるための準備を行っていることを明らかにした。
 IAEAの安全担当を務める同事務次長は聯合ニュースとのインタビューに応じた。北朝鮮の査察団について、「北朝鮮への復帰に備えた訓練を開始した」と述べた。北朝鮮は2003年に核拡散防止条約(NPT)を脱退。2009年にIAEAの査察団を国外追放している。これによって昨年、北朝鮮が公開したウラン濃縮計画(UEP)や核施設の検証作業ができない状態が続いている。
 北朝鮮は10月下旬にスイス・ジュネーブで行われた米朝高官協議でIAEA査察団の復帰を受容したとされる。

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