【ソウル聯合ニュース】開発援助分野の「オリンピック」と呼ばれる世界開発援助総会が釜山で開かれる。29日から公式日程が始まる。
 今回の総会は4回目で、李明博(イ・ミョンバク)大統領をはじめ、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長、クリントン米国務長官、ブレア英元首相ら世界160カ国・地域余りの政府、国際機関、市民社会、議会の代表ら3500人余りが参加し、開発援助の新しいパラダイムと青写真を議論する。
 総会は29日午前9時に釜山展示コンベンションセンター(BEXCO)で「パリ宣言以降の進展状況」をテーマに行われる初の全体会議を開くことで、公式日程に入る。
 初日は全体会議に続き、パリ宣言(2005年)とアクラ行動計画の履行状況を点検し、今後の計画を立てるため、テーマ別セクションが行われる。また、ブレア英元首相が主管する「アフリカ開発リーダーシップ」会議が開催される。
 2日目の30日午前は李大統領と潘事務総長、クリントン国務長官らが出席し、公式開幕式を行う。各国の主要関係者は同席で「援助効果」よりは「開発効果」に重点を置いて先進国と新興開発途上国、市民団体などが協力する「包括的グローバルパートナーシップ」を構築する内容の宣言を行う案を検討している。この日の全体会議では今後の未完課題と開発環境の多様性と変化が協議される。
 最終日の12月1日は午前中に最終全体会議を開き、援助と開発に対する新しい合意を盛り込んだ「新しいグローバルパートナーシップに関する釜山宣言」を採択して閉幕する。
 釜山宣言は開発効果に焦点を合わせ、釜山宣言の履行状況を点検・評価する新しい国際ガバナンスを発足させることを柱とし、「持続可能な開発結果」を目標に4大原則と五つの行動計画を盛り込むという。

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