北朝鮮の経済・食糧難で住民の脱出が後を絶たないなか、北朝鮮住民が犬と一緒に亡命したのは初めてだ。関係当局は脱北の背景とともに、犬を連れてきた理由なども調べている。北朝鮮住民は脱北する際、当局の監視を逃れるため、ほえる動物は同伴しないのが普通だ。
同当局者は犬について、北朝鮮住民の愛犬か、長期間の海上漂流に備えた「食用」として船に乗せた可能性もあると話している。
脱北した21人は先月30日、黄海の軍事境界線と位置付ける北方限界線(NLL)から近い大青島の西方48キロメートルの海上で見つかり、韓国当局に保護された。亡命の意思を示しており、国家情報院など関係機関の調べを受けている。
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