1日に懲役10年の判決を受けた2等兵=(聯合ニュース)
1日に懲役10年の判決を受けた2等兵=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】在韓米軍による性的暴行事件が相次ぐ中、韓米両軍が在韓米軍地位協定(SOFA)合同委員会を今月下旬に開くことが2日、分かった。委員会では初動捜査権を含む韓国捜査当局の法的対応の強化について協議する。韓国側はSOFAの改正も視野に協議を進めたい方針だ。
 韓国政府の当局者によると、米国側と在韓米兵犯罪の対応についての協議を続けていることを明かした上で、「今月下旬に合同委員会を開き、SOFAの運営改善のために努力する」と述べた。
 10代の女性に性的暴行を加えた在韓米軍の2等兵に1日、京畿道・議政府地裁が懲役10年(求刑同15年)を言い渡したことについて、この当局者は「国籍などに左右されずに重い判決を出したことに、韓国司法当局の意志が反映されている」と評価した。
 同当局者はまた、今回の事件・裁判の過程で「米国側が迅速で協力的な対応をみせた」と述べた。
 SOFAは22条5項で、米兵は現行犯逮捕されない限り、起訴以降にしか身柄を拘束できないことしている。殺人や強姦などの凶悪犯罪でも、現行犯以外は拘束できず、韓国側は改善を求めている。
 在韓米軍の性的暴力事件については、9月に女子高生に暴行した上、パソコンを盗んだとして、別の二等兵が調べを受けている。

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