【ソウル聯合ニュース】韓国でクレジットカードの一般化が急速に進み、決済でクレジットカードを使う割合が初めて60%を上回っている。今年のカード利用額も9年ぶりに500兆ウォン(約34兆円)を超える見通しだ。
 与信金融協会が31日に公表した上半期(1~6月)のクレジットカード利用額は261兆7000億ウォンと、前年同期比で約10%増となった。業界関係者は、クレジットカード利用額は休暇や連休の多い下半期(7~12月)に大きく増えるため、今年は500兆ウォンを超えると見込んだ。過度なクレジットカード発行により、自己破産者が続出するなどの問題が深刻化した直前の2002年(622兆)以来の高水準だ。
 1991年のクレジットカード利用額が13兆3000億ウォンだったことと比べると、20年間で40倍近く増えたことになる。
 1~6月の民間最終消費支出(322兆3000億ウォン)のうち、クレジットカード使用額が占める割合は60.1%となり、初めて60%台を上回った。 カード決済が困難な1000ウォン未満の消費支出が民間最終消費支出に占める割合は20%以上に上るため、大部分の消費活動でカードが決済手段として使われている現状が浮き彫りとなった。

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