【ソウル聯合ニュース】世界ファンド市場の純資産は債券型ファンドにシフトした影響で、5四半期連続で増加した。韓国の同資産額の順位は世界13位を維持した。
 金融投資協会が31日に公表した4~6月期の世界ファンド市場動向によると、世界ファンド市場の純資産は前期比1.2%増の25兆9000億ドル(約2050兆円)となり、2007年10~12月期来の高水準となった。
 純資産の増加はギリシャの財政危機など世界経済が金融危機に陥る懸念が出ていることで安全な資産を好む傾向が強まり、債券型ファンドへの資金流入が増えたためだ。低金利政策で債券評価額が増えたことも一因だ。
 地域別ではアジア太平洋が前期比3.3%増となり、欧州(1.2%)、米国(0.7%)より高い伸び率となった。
 国別の純資産は米国が12兆2280億ドルで最多。次いで、ルクセンブルクの2兆6849億ドル、フランスの1兆6953億ドル、オーストラリアの1兆5537億ドル、アイルランドの1兆1128億ドルの順だった。韓国の純資産はMMF(マネー・マネジメント・ファンド)からの資金引き揚げなどの影響で、前期比56億ドル減の2544億ドルとなった。順位は13位を維持した。日本は前期比307億ドル増の8163億ドルで、8位だった。

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