サムスンのスマートテレビ=(聯合ニュース)
サムスンのスマートテレビ=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米市場調査会社のNPDグループが31日までにまとめた資料によると、米国のテレビ市場で韓国メーカーの四半期別シェアが初めて50%となった。
 7~9月期の米国の薄型テレビ市場シェア(金額ベース)はサムスン電子が37%でトップ、LG電子が13%、パナソニックが9%、ソニーが9%、東芝が7%と続いた。
 サムスン電子とLG電子のシェアを合わせると50%。韓国メーカーがシェアの半数を占めるのは今回が初めて。

 韓国メーカーの米国シェアは1~3月期が45%(サムスン電子34%、LG電子11%)、4~6月期が48%(サムスン電子37%、LG電子11%)だった。
 一方、日本勢は、ソニーのシェアが1~3月期13%、4~6月期10%、7~9月期9%、パナソニックは1~3月期10%、4~6月期8%、7~9月期9%とシェアが減少し、LG電子が2位に浮上した。
 販売量でもサムスン電子、LG電子のシェアを合わせると1~3月期が34%、4~6月期が35%、7~9月期が36%と拡大している。
 韓国メーカーの売上高のシェアが販売量シェアよりも高いのは、高額製品の売り上げが好調のためとみられる。

 液晶パネル(LCD)テレビの7~9月期の米国シェアは金額ベースで、サムスン電子が36%、LG電子が12%、ソニーが10%、東芝が8%、シャープが8%だった。サムスン電子とLG電子を合わせるとシェアは48%だった。
 また、米国の3D(立体)テレビ市場では、韓国製品のシェアが金額ベースで1~3月期が57%(サムスン電子51%、LG電子6%)、4~6月期が69%(サムスン電子59%、LG電子10%)、7~9月期が71%(サムスン電子56%、LG電子15%)と増加した。
 一方、ソニーのシェアは1~3月期の28%から、4~6月期に15%、7~9月期は12%と低下した。パナソニックは3四半期通じてシェア12%を維持したが、4~6月期まで4位だったLG電子がソニー、パナソニックを抑え2位に浮上した。
 業界関係者は、「サムスン電子とLG電子が、3Dテレビのシャッター眼鏡方式(SG)とフィルムパターン偏光眼鏡方式(FPR)の技術で優位に立ち、米国など世界のテレビ市場で影響力を高めている」と分析した。

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