握手を交わす両首相=21日、ソウル(聯合ニュース)
握手を交わす両首相=21日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】金滉植(キム・ファンシク)首相は21日、来韓したフランスのフィヨン首相と会談を行い、中小企業の相互進出など両国企業間の協力拡大を積極的に支援することで合意した。
 また、韓国と欧州連合(EU)間の自由貿易協定(FTA)暫定発効(7月)後の交易・投資拡大など、両国間の実質的協力関係を強化する案や来月カンヌで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)に向けた協力案などを協議した。

 会談でフィヨン首相はユーロ圏の経済危機を克服するための努力とG20サミットの準備現況を詳しく説明した。これに対し、金首相は「世界経済の不確実性を克服するため、カンヌサミットで解決案が見いだせることを期待する」と応えた。
 朝鮮半島情勢と関連しては、北朝鮮が非核化に対する誠意ある具体的な行動を示す必要があるとの認識で一致した。金首相は、北朝鮮の核問題解決に向けた韓国政府の努力に対するフランス政府の支持に感謝の意を伝え、継続的な協力を要請した。
 このほか、11月に釜山で開催される世界開発援助総会、来年3月にソウルで開催される核安全保障サミットなどで、緊密に協力することで合意した。

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