今月6日に起訴された米第2師団所属の二等兵=(聯合ニュース)
今月6日に起訴された米第2師団所属の二等兵=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】在韓米軍による性的暴行事件が相次いだことを受け、韓米両国が在韓米兵に対する韓国捜査当局の初動捜査強化を検討していることが10日、分かった。
 韓国の外交当局者によると、韓米は韓国の捜査当局が米兵の事件立件過程で不都合な点がないか検証するため、来月に在韓米軍地位協定(SOFA)合同委員会の刑事分科会を開催する方向で検討を進めている。SOFAの改正も視野に全般的な改善について議論するという。
 韓国では今月6日、米第2師団所属の二等兵が10代女性に性的暴行を加えた容疑で、起訴されている。さらに女子高生に暴行した上、パソコンを盗んだ疑いで米第8軍の二等兵が調べを受けている。
 SOFAは22条5項で、米兵は現行犯逮捕されない限り、起訴以降にしか身柄を拘束できないことしている。殺人や強姦などの凶悪犯罪でも、現行犯以外は拘束できない。

Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0