イム・ジェウォンさん=(聯合ニュース)
イム・ジェウォンさん=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】「アビリンピックで国威を発揚でき、非常にうれしいです。すべての栄光を両親にささげたいです」――。
 障害者が職業技能を競う大会「2011ソウル国際アビリンピック」のe-スポーツ分野で金メダルを獲得したイム・ジェウォンさんは28日、会場となったソウル・良才洞のaTセンターで所感を述べた。

 e-スポーツはオンラインサッカーゲームで、参加者らが両手でキーボードを使い、相手からゴールを奪うゲーム。今大会のテスト種目で、イムさんが事実上、同種目初の金メダルリストになる。
 肢体不自由1級のイムさんは10年前からe-スポーツに関心を持ち、2007年から本格的に選手として活動している。1日3~4時間の練習を欠かさず、ついにアビリンピックで金メダルを獲得した。
 大邱大学のコンピューターIT工学部に在学しており、賞金の500万ウォン(32万円)は学費として使う予定だ。今後はe-スポーツだけではなく、心理カウンセラーになるため、努力するという。体は車椅子に依存しているが、人の話を聞くことが好きで、相手の話を理解してあげたい気持ちが強いためカウンセラーを目指しているという。
 「2011ソウル国際アビリンピック」は30日までオリンピック公園のオリンピックホールとaTセンターで開かれる。

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