【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部は国会に提出した来年の南北協力基金の運用計画で、北朝鮮への人道的支援予算として5448億ウォン(約355億円)を編成し、自然災害支援予算150億ウォンを新たに盛り込んだことが29日、明らかになった。
 大雨による水害や、中国と北朝鮮の国境に位置する白頭山の噴火など、自然災害による北朝鮮への緊急支援に備える構え。同部は北朝鮮で今年発生した水害については、大韓赤十字社を通じて支援を行った。
 自然災害支援予算を除く5298億ウォンの大部分は今後の南北関係改善を見越したコメや肥料支援予算としている。
 政府は毎年、北朝鮮に対するコメ40万トン、肥料30万トンの支援予算を編成しているが、現政権の発足後は南北関係の悪化で、政府による支援は行われなかった。
 国会に提出した来年の南北協力基金は今年に比べ0.8%減の1兆70億300万ウォンで、統一部の予算案は同12.4%増の2311億ウォンだった。

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