「北朝鮮の緊張緩和への努力支持」＝胡錦濤国家主席

【北京聯合ニュース】中国の胡錦濤国家主席は27日、北朝鮮の崔永林（チェ・ヨンリム）首相と北京の人民大会堂で会談し、核問題をめぐる北朝鮮の対応について「緊張緩和と外部環境の改善のために努力している。中国はこれを支持する」と述べた。中国の国営通信、新華社が28日に報じた。
　胡国家主席は、「（北朝鮮が）好機をつかみ朝鮮半島情勢の改善に取り組むと信じている」とも語った。これに対し、崔首相は「朝鮮半島の非核化と平和、安定を求めているのが、われわれの一貫したスタンス」と返答した。会談は約1時間行われ、中朝の友好や人的交流の維持を確認した。
　全国人民政治協商会議の賈慶林主席とも会談した崔首相は、30日まで中国に滞在。上海や南京などを経済視察するとみられる。