【ソウル聯合ニュース】韓国鉄鋼大手ポスコグループ傘下のポスコケムテックは6日、三菱化学、三菱商事と共同で、炭素素材「ニードルコークス」の製造・販売合弁会社を設立することで合意したと発表した。
 韓国・光陽製鉄所内に年産10万トン規模の工場を建設する予定。2014年までの完成を目指す。
 鉄鋼製造工程で発生するタールを原料とするニードルコークスは半導体や発光ダイオード(LED)、太陽電池などの素材に使われる。
 ポスコケムテックはポスコで排出される年間50万トンのタールを活用し、高付加価値のニードルコークスを製造するため、数年前から準備を進めてきた。
 ポスコケムテックはこれまで輸入に頼ってきた炭素素材の調達が可能になり、国内の炭素素材産業の競争力向上につながると期待している。

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