【ソウル聯合ニュース】ポスコは米国に設立したバイオ投資ファンド「バイオベンチャーズ」を通じ、幹細胞を利用した治療剤の開発に乗り出した。今回の投資がバイオ産業への本格的な参入につながるか注目される。
 バイオベンチャーズが投資するのはベンチャー企業「ポガステム」。投資額は約10億ウォン(約7158万円)。
 ポガステムは難病を治療する遺伝子を持つ幹細胞を患者に注入する治療剤の開発に取り組んでいる。会社側は開発に成功すれば、疾患を治療するたんぱく質が体内に生成され、難病を治療できると期待している。現在は動物実験中で、近いうちに人を対象にした臨床試験を行う計画という。
 同社関係者は「ポスコの今回の投資は2~3年後、本格的なバイオ産業への進出を決める物差しとなる。商業的に成功する確信が見えれば、投資はさらに加速化する」との見通しを示した。

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