【ソウル聯合ニュース】約2万人とされる韓国在住の北朝鮮脱出住民(脱北者)のうち約80%が結核に感染していることが分かった。結核研究院のキム・ヒジン院長が30日、聯合ニュースの取材に対し明らかにした。
 キム院長によると、脱北者の感染率は韓国平均の約3倍だという。すぐに発病するわけではないが、2年以内に発熱やせき、体重減少などの症状が出て発病する恐れがあるという。
 脱北者の結核感染者の大半は栄養状態が悪いため、ツベルクリン反応検査で陽性を示すことが多いという。キム院長は脱北者に対して定期健診を実施するなど、体系的な予防や管理が必要だと主張している。
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