【ソウル聯合ニュース】黄海上の南北軍事境界線と位置付けられる北方限界線(NLL)付近の白ニョン島海域に韓国最大級の海洋科学基地が建設される。
 国土海洋部と国立海洋調査院は30日、白ニョン島の南約30キロメートルの海域に3000平方メートル規模の海洋科学基地を建設する計画を発表した。2013年に工事を始め、2015年の完成を目指す。
 同基地は無人システムで運用され、黄海の海洋、気象、環境状態をリアルタイムに観測できる。建設方式は、これまでの海底固定式ではなく浮遊式。このため台風などによる気象悪化に強いという。
 完成すれば国内4番目となる海洋科学基地について、国立海洋調査院の関係者は「気象現象を細やかに予測・分析することのできるデータ収集が可能になる」と話した。

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