【ソウル聯合ニュース】LG電子が北米スマートフォン(多機能携帯電話)市場で急速な成長をみせている。4~6月期で初めて2桁のシェアを記録した。
 米国の市場調査会社ストラテジー・アナリティクスは30日、スマートフォンに関する調査結果を公表した。それによると、LG電子は4~6月期、北米市場で300万台のスマートフォンを売り上げ、シェア11.7%を記録した。昨年同期(2.5%)に比べ4倍増で、リサーチ・イン・モーション(RIM)とともに4位となった。
 LG電子の関係者は、「高品質と価格競争力を兼ね備えたLGスマートフォンが、iPhone(アイフォーン)、ブラックベリーなど高価格のスマートフォンに慣れた北米の消費者からも注目を集めた」と話した。
 一方で、サムスン電子や台湾の宏達国際電子(HTC)など、アンドロイド勢の成長も顕著だった。アップルに次いで2位となったHTCは4~6月期、530万台を売り上げ、市場シェア20.6%。3位のサムスンも販売数400万台、シェア15.6%を記録した。
 西欧のスマートフォン市場では、1~3月期に4位だったサムスンが、ギャラクシーS2の成長に力を入れた結果、ノキア、RIMを押さえ2位に浮上した。4~6月期は売り上げ520万台、シェア22.9%を記録し、1位のアップル(23.8%)との差を1%以内に縮めた。
 アジア市場では、サムスンのスマートフォンがアップルを初めて抑え、ノキアに次いで2位になった。1~3月期のシェア12%から、4~6月期は670万台出荷、シェア17%と一気に浮上。アップル(15.1%)やHTC(6.0%)が続いた。
 ストラテジーアナリティクスは「日本市場では富士通やパナソニックなどの日本企業が強く、海外企業にとってはマイナス要因になるだろう」と分析した。

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