朴ジョン讃社長(左から5人目)、国連の潘事務総長(同6人目)らによる開幕式のテープカット=22日、ニューヨーク(聯合ニュース)
朴ジョン讃社長(左から5人目)、国連の潘事務総長(同6人目)らによる開幕式のテープカット=22日、ニューヨーク(聯合ニュース)
【ニューヨーク聯合ニュース】貧困・飢餓人口半減などを目指す国連ミレニアム開発目標(MDGs)達成を支援する「国連ミレニアム開発目標のための聯合国際報道写真展(YIPPA)」がソウルに続き、米ニューヨークでも始まった。
 22日午後(現地時間)に国連本部で開かれた開幕式には国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長、聯合ニュースの朴ジョン讃(パク・ジョンチャン)社長、金塾(キム・スク)駐国連大使、金永穆(キム・ミョンモク)ニューヨーク総領事、AP通信のカーリー社長、約30カ国の外交官ら120人余りが出席した。
 潘事務総長はあいさつで、2015年が期限となっている国連ミレニアム開発目標達成に向けて、国連はもちろん民間や市民団体、各国政府が協力しなければならないと呼び掛け、「力を与えてくれる写真展を主催した聯合ニュースに感謝している」と述べた。
 朴ジョン讃社長は「世界を変えることのできる強力な力を持った報道写真が、国連の目標履行に役立てるよう期待している」と話した。
 式では、ハイチで昨年感染が広がったコレラの犠牲者の惨状を訴えた作品で大賞に選ばれたエミリオ・モレナッティ記者(AP通信)ら受賞者への授賞式も行われた。
 ニューヨークでの展示は9月8日まで。大賞作品を含め入賞作19作品が展示される。受賞作は、MDGsの目標でもある▼極度の貧困と飢餓の撲滅▼初等教育の完全普及▼ジェンダーの平等推進と女性の地位向上▼幼児死亡率の引き下げ▼妊産婦の健康状態の改善▼HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延(まんえん)防止▼環境の持続可能性の確保▼開発のためのグローバル・パートナーシップの構築――がテーマとなっている。

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